2005年01月10日

ソニー、ネット音楽総力戦でMP3も併用へ

こちらは1/6の記事。
ソニーが本気にユーザーに向き合うかどうか
勝負しようとしている。
個人的にソニーは大好きなのでぜひがんばってほしい。

「コンテンツ側のことばかり考えない。
・・・ユーザーの目線でビジネスを考える」とのことで
これまでこだわってきた自社の圧縮方式だけでなく
MP3との併用路線を進めるとのこと。

ちょっと話はかわりますが、
iPodに歌詞が載ったらとてもうれしいです。
何かそのようやサービスはないでしょうか?

記事は続きへ。
ソニー、ネット音楽総力戦、戦略組織トップの辻野氏に聞く、利用者の目線で巻き返し。2005/01/06, 日経産業新聞, 3ページ, 有, 1941文字


ソニー、ネット音楽総力戦、戦略組織トップの辻野氏に聞く、利用者の目線で巻き返し。2005/01/06, 日経産業新聞, 3ページ, 有, 1941文字


 ソニーがインターネット音楽事業の立て直しに動く。ハード部門と音楽配信部門を統合した「コネクトカンパニー」が始動、新端末開発などに着手した。ハード側、サービス側の綱引きがもたつきの原因だったが、新組織のコ(共同)・プレジデントに就任した辻野晃一郎氏(47)は「利用者の目線一〇〇%で戦略決定していく」と断言する。インタビューに応じた辻野氏の発言から、ソニーのネット音楽戦略の行方を探った。
  「ネット音楽事業はエレクトロニクス部門とエンターテインメント部門を持つソニーの縮図。『木を見て森を見ず』から抜け出していく」
 コネクトカンパニーは日本のHDD(ハードディスク駆動装置)搭載音楽プレーヤーなどのハード部門、欧米で展開する音楽配信「コネクト」の米国部門を中心に総勢二百人以上集まって結成。日米の関連部門を集約した。
 ソニーは昨年七月、HDD搭載「ウォークマン」を発売したが、「iPod」ブームに火を付けた米アップルコンピュータの背中は遠い。課題はハードとサービスの垣根を取り払うこと。「コンテンツ側のことばかり考えない。個別技術などは大切にするが、ユーザーの目線でビジネスを考える」。音楽データ圧縮で自社方式にとらわれず、事実上の世界標準「MP3」との併用路線を進めるのもその第一歩だ。  「ネット音楽はハード、ソフトともにデジタル化の先行例だ。『次世代のテレビ、オーディオは何ですか』とソニーは今、問われている」
 早期に端末のデザインを一新、音楽配信は米国に続き欧州でテコ入れ策を練る方針だ。辻野氏は「ネットワークなど難しい能書きにとらわれない。カッコイイ、カワイイ商品をつくる」という。
 辻野氏はソニーが二〇〇二年に発売したデジタル録画機「コクーン」の生みの親。DVDレコーダー「スゴ録」の開発では陣頭指揮もとった。ネットワーク家電の先駆けとして知られるコクーンは爆発的なヒットにつながらなかったが、辻野氏は「今までにない家電をつくろうと思った」と振り返る。
 くしくもコクーンの記憶装置もHDD。辻野氏は「ネットビジネスの世界では、ネット事業者がサーバーにデータを保管する“主導権”を持つ。その権利をHDDは消費者の手元に移し、収益モデルが激変する」と見る。  「アップルは携帯オーディオ市場を生んだソニーの戦術をコピーした。かつての大胆さをソニーの一人一人が取り戻さなければならない」
 しゃれた直営店を開き、経営トップ自ら積極的に「広告塔」になったアップル。それはソニー創業者の盛田昭夫氏がウォークマンの立ち上げで見せた姿に重なる。辻野氏は「なぜ今、我々ができなくなってしまったか」と自問自答する。
 スゴ録はソニーが出遅れたDVDレコーダー市場シェアを〇%から三〇%に上げた原動力になった。圧倒的に強いアップルを前に辻野氏は「その時よりも大変な挑戦かもしれない」と率直に話す。巻き返しに「勝算あり」と言い切るが、「競争相手に知られたくない」という気持ちが先にたち、手の内を明かさない。  「日本人と米国人で言葉や仕事の仕方、ハード側とソフト側で判断基準が違う。コネクトカンパニーという小さい単位からでも成功事例をつくり上げていきたい」
 コネクトカンパニー発足から二カ月。辻野氏は日米の往復を続けている。連絡を密に取り合う、もう一人のコ・プレジデントはフィリップ・ワイザー氏。ソニー米国法人のCTO(最高技術責任者)だが、九〇年代にネット音楽配信ベンチャーを創業した経験を持つ。
 担当の執行役にはソフト部門担当COO(最高執行責任者)でもあるハワード・ストリンガー副会長、パソコンや携帯機器を管掌する木村敬治専務が就任。ソニーとして総力を挙げる決意を示す布陣だ。
 辻野氏が話す通り、ネット音楽がデジタル化の先行例なら、テレビなど映像分野も同じ問題をいずれ抱えるはずだ。グループ全社員の一%にも満たない小さなコネクトカンパニーの行方がソニーグループの変革力を指し示すことになる。(武類雅典)
【表】ソニーグループのネット音楽事業の歩み  
1999年  ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が日本で音楽配信を開始
「メモリースティック」を記録媒体にしたネット音楽対応「ウォークマン」を発売  
2000年  SMEなど日本のレコード会社が共同出資し、レーベルゲート設立
フラッシュメモリー搭載型「ウォークマン」を発売  
2004年  米国で音楽配信「コネクト」を開始(5月)
欧州で音楽配信「コネクト」を開始(7月)  
HDD搭載の「ウォークマン」を発売(7月)  
レーベルゲートがCD複製機能を追加(11月)  
「MP3」対応のHDD搭載「ウォークマン」を発売(12月) 


なお、音楽配信watchers!にトラバさせていただきました。


syttjp at 16:29│Comments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

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