2004年12月

2004年12月14日

「リーダーシップ・サイクル―教育する組織をつくるリーダー」


「リーダーシップ・サイクル―教育する組織をつくるリーダー」を読んだ。

GEのウェルチ氏と教育プログラムを
作ったティシー氏の著書だ。

事例が豊富で具体的である。
しかし当然ながらあくまで原則論なので
すぐに使える研修プログラムが
乗っているわけではない。

しかし私には満点に近い素晴らしい本だった。
「ヒント」がたくさんあるのである。

・リーダー(MGR)を育成する際のヒント
 「自分とは何か」「われわれとは何か」
 「われわれはどこに向かうのか」を考えることで未来志向になる

・第二新卒の中途採用面接時のチェックポイントのヒント
 学生時代のリーダー経験を聞くことでその人の
 リーダー特性を知ることができる

・中途や新卒の入社直後研修のヒント
 1・2・3ヶ月で戦略立案の実行まで進めさせることで、
 ひいては企業の経営戦略までつなげることができる

などである。

上記以外にもすぐに実行に移して効果が出そうな
ポイントも見つかった。

実行に落とします。





syttjp at 23:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)経営 

2004年12月13日

あなたのものってます。2004年ヒット商品ランキング(日経ビジネス)

日経ビジネス12.13号より。

1位 冬のソナタ
2位 伊右衛門
3位 iPod mini

これらはよしとして、下記が
目を引いた。

19位 ブログ

100億円以上売り上げて、3%シェアで
成功といわれる1600億円のヘアケア市場で
7%シェアをとった花王の「アジエンス」よりも
「ラストサムライ」よりも「電車男」よりも上位である。

うーん、市場は大きくなっている。
この市場でのチャンスをまずは有効に活用したい。



syttjp at 20:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

コンチネンタル航空の”えこひいき”

同じく日経ビジネス11.29号より。

「顧客の心をつかむ”えこひいき”」と題して
コンチネンタル航空の好調を伝えている。
UAとかUSエアウェイズとかが企業再生を
しているのを横目に、コンチネンタルは2年の
赤字を克服して黒字化したとのこと。

そのポイントが”えこひいき”だということだ。

頻繁に利用する「上級マイレージ」会員向けに、
・ファーストクラスに空席があればアップグレード
・手荷物検査には優先レーンで迅速にチェック
などのわかりやすいえこひいきがある。

しかし「エコノミーを利用する一般顧客にとっては
あまり気持ちのいいものではない」が、
「逆に一般客も頻繁にコンチネンタルを利用して
、憧れのエリート資格を達成したいと考えるように
仕向けることが狙い」なのだそうだ。

ここまでできるのは顧客を絞り込んでいるからのようだ。
コンチネンタルの場合はビジネスマンのための
エアラインを目指しているようだが、顔が
見えていることからどのようにサービスを
提供すれば満足してもらえるのかを
きちんと考えているのだと思う。


自分のクライアントにもそれぞれに向けた
「特別扱い」がどのようにできるかを
考えてみるといいかも。



syttjp at 20:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

クラブツーリズムの強さ


入院中でたまっていた日経ビジネスを
まとめて読んだ。

11.29号のクラブツーリズムについて。
低利といわれる旅行代理店で、
営業利益率は計算上2.8%とJTBの2.6%や
HISの2.0%を上回るとのこと。

その強さは「顧客を巻き込む」ことにある。
「顧客の声を直接拾って、すぐに企画に反映させる」のだ。

・シニア向け(暇なので閑散期などでコスト削減できる)
・「旅仲間」としてクラブ活動などで顧客同士を結びつける
(顧客同士の交流の場のスペースまで確保している)
・正社員は企画だけでなく電話応対から添乗まで携わる
(通常ツアー添乗などは派遣や外部スタッフが多いとのこと)
・クラブ活動の講師や会報誌作成などは顧客のボランティア

現状ある230のクラブを6年後(2010年?)には
1000にしたいとのコメントもあり、鼻息は荒い。

「パックはつまらない」
「でも知らない土地は不安で、もっと楽しみたい」
この矛盾しそうな2つの考えをうまく
とらえたサービスのようだ。

今当たり前と考えている商慣行なども
変に偏見をもちすぎず考えると
新たな発見があるかもしれない。





syttjp at 20:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

2004年12月08日

ヤナセの採用強化と活性化


ヤナセが営業を中途で100名採用するとのこと。
私の会社でも中途は営業で15名、
全体では常に100名くらいの求人があるが
採用すること自体、当然だが業績拡大を
目論んでいるわけでこの市場の伸びに
会社としても相当期待し気合を入れているのだと思う。

私はネット関連企業にいるが、30前後までで
転職するなら「自分の可能性をどこまで広げられるか」に
力点を置いて判断することをオススメします。

もちろんネット業界はオススメです。

====

ヤナセ、中途採用100人、営業職を1割増――業績回復で攻勢。2004/12/08, 日経産業新聞, 23ページ, 有, 606文字


 ヤナセは営業体制を大幅に強化する。二〇〇五年二月までに、営業職経験者など即戦力を中心に百人を中途採用し、グループの営業要員を従来の約一割増の約千百人に増やす。ヤナセはここ数年、リストラ策の一環として販売店を減らすなど縮小均衡路線をとってきたが、業績回復が軌道に乗ってきたことを受け、反転攻勢に出る。
 すでにホームページなどを通じ、中途採用者の募集を始めた。ヤナセの採用は新卒者主体で中途者は欠員があった場合に地域単位で募集するレベルにとどまっていたが、今回初めて本格的に全国単位で募集をかけた。
 対象は高校卒以上で年齢は三十歳くらいまで。前職の業界を問わず営業経験者を中心に採用し、新車・中古車販売の即戦力とする。
 ヤナセは二〇〇一年九月期に債務超過に陥り、人員削減などのリストラを進めてきた。不採算の販売拠点の閉鎖などで営業要員も減らしていたが、二〇〇四年九月期には連結ベースの純利益が前の期の二・五倍の二十九億三百万円に増え、業績は上向いている。
 今期から始まった中期経営計画では中古車事業の強化を掲げており、今後、大型販売店の出店も予定している。新車販売でも、来年はトヨタ自動車が高級車ブランドの「レクサス」店の展開を開始。ヤナセが得意とする高級車市場の競争が激化するのは確実であることもあり、要員補充に踏み切った。
【図・写真】ヤナセは営業部員を1100人体制に増強、反転攻勢に出る(都内のショールーム)

優秀社員を「マスター」、ヤナセが新認定制度――サービス部門強化。2004/12/02, 日経産業新聞, 23ページ, , 341文字


 ヤナセは二〇〇五年一月からサービス部門の社員を対象に「マスター制度」を導入する。整備士、サービス関連の顧客窓口を受け持つサービスアドバイザーのうち、一定の資格を取得した優秀な人材を「マスター」に認定する。ヤナセは十月からの中期経営計画でサービス部門の強化を掲げており、専門知識・技術の底上げを図る。
 マスターとなるのは社内試験での上位成績者のほか、国家資格の一級小型自動車整備士の合格者、各種コンテストでの入賞者ら。
 初年度は整備士で千百五十人中約百五十人、サービスアドバイザーで三百六十人中約二十人を認定する。
 国家資格の取得者以外の有効期限は一年間。マスターに認定した整備士には専用の帽子、サービスアドバイザーには専用バッジを支給、身につけさせることで社内外での認知を高める。



syttjp at 12:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

2004年12月07日

高所得者層を獲得するには


プロモーションを考えたりする際に、
「ターゲットの顔がイメージできるまで考える」ことを
クセにするようにしているが、
高所得者を狙った下記の記事などは
非常に興味深い。

[フィナンシャルi] 富裕層囲い込みに相次ぎ新手法

=一部引用==
全日本空輸(ANA)は今年10月、医師、歯科医師を顧客層として囲い込むため、医療系人材に特化したユニークな人材紹介会社キャリアブレインと提携を結んだ。医師などがこの会社に登録したり、転職が成立する度に、登録・転職者にANAマイレージクラブのマイルが貯まる。
===

ターゲットがどこにいるのか、
とにかくイメージを膨らませてみると
いろんなチャンスが出てくると思う。
続きを読む

syttjp at 12:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)インスピレーション 

2004年12月06日

看護婦に味方になってもらうには


看護婦というテーマがいいのか、
アクセスが増えたので看護婦ネタで。

あくまで仮説だが、入院する方へアドバイス。
看護婦さんが味方についてくれると、
いろいろ融通を利かせてくれて助かることが多いので。

■素敵な香りは喜ばれる。
・花束(たくさんの方がお見舞いにきてくれるおかげでたくさん花束が)
・ハーブ系のシャンプー(手術後数日間は腰を曲げられず看護婦さんにシャン プーしてもらったので)ちなみにそのシャンプーは「MARKS&WEB」です
 (Mちゃんありがとう!)。

もちろん香水つけたりとかはしないように。

■話題の本を置いておくと話のネタになる(電車男とか)。
休みが不規則でしかも重労働なので、
家などで本を読むことが多いらしい。

ちなみにオススメされたのは山本文緒(直木賞をとった「プラナリア」)など、疲れている女性ががんばろうとしている
姿勢とかの本に心をうたれるとのこと。
(涙ぐましい。。。)

看護婦さんは偉大です。

ちなみに、退院が9日に決まりました。
みなさん本当にありがとうございます。



syttjp at 18:56|PermalinkComments(1)TrackBack(0)インスピレーション 

2004年12月05日

ビジネスモデル構築の際の留意点−「MBAケースブック」


「MBAケースブック」を読んでみた。

ツタヤオンライン、ワークスアプリケーションズなど
6社の戦略と実際の動向をケース・経営者インタビュー・解説で
まとめているものだ。

非常にポイントがまとめられていて
読みやすい。だがもう少しつっこんだ内容が
ほしいというのは欲張りだろうか。

その中でもポイントとしてなるほどと思ったのは

「ビジネスモデル構築の際の留意点(p.43)」である。
中でも下記が参考になった。

■模倣されにくい仕組みを作る

・スピードや規模で圧倒的な差をつける
 
 ユニクロ。ビジネスモデルは単純だったが
 スピードと量的展開、それゆえのコスト競争力

・人材育成や組織文化で差をつける

 ビジネスモデルは模倣できても、その裏側にある
 スタッフのスキルやマインドはなかなかまねできるのではない。
 ブックオフが参考になるとのこと。

>坂本社長のインタビュー
http://www.bbt757.com/servlet/ShowSummary?prg_id=87

・希少資源を早期に囲い込む

 セブンイレブンはコンビニが増えてきたときに
 すかさず酒類販売免許を持つ酒屋にアプローチして
 フランチャイズ化した(1日数万円の顧客単価の差があるとのこと)。

まずは人材育成でまねできない仕組みをつくりあげるぞ!



syttjp at 18:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)経営 

「電車男」と看護婦

いまさらながらだが、「電車男」を読んだ。

これまでWEBで教えられて見たことが
あったが(H田さんありがとう)、
ただいま入院中ということでK田くんが
お見舞いがてらもってきてくれた。
(他のお見舞いにきてくれたみなさんも
もちろん全員ありがとうございます)

全部見てみたが、やっぱり面白い。
見ていて声を出して笑ってしまうのは珍しい。
おいおいそこはそうしないだろ、とか勝手に
考えてしまうくらい。

この本もそうだが、少し驚いたことがある。
ネット掲示板という独特のカルチャーなのに、
「ネットなんてほとんどしない」という看護婦二人から
「これ面白いですよねー!電車の中では読めないですよ」
「えー、これもってるの?私もこれから読もうと思ってた」
といわれたのである。

ネットでのコミュニケーションが、
ネットに接点がない人まで巻き込むのか。。。

そのこと自体、純粋にすごいと思った。
そこまでネットという文化が
フツーの人びとに広がっている事実を改めて
認識させてもらった本だった。



syttjp at 17:40|PermalinkComments(0)TrackBack(1)インスピレーション 

『デルの革命〜「ダイレクト」戦略で産業を変える』

『デルの革命〜「ダイレクト」戦略で産業を変える』を読んだ。
営業マンにも「売れる視点」を持つことができるはずのでおすすめします。

やはり経営者の生の声が一番面白い。
この本は相当ヒット。
「フツーはつまらない」という人には
一読をオススメする。
また、仕入れや購買部門の人にもサプライヤーとの
向き合い方のポイントで必ず参考になる点があるはず。

読み始めはマイケル・デルが幼少のころから
パソコンにはまってオタク少年として
ビジネスをしていくのかと思ったが、
それまでのビジネスの常識といわれていることを
恐れず挑戦する経営者の話になっていった。

デルという企業の成長の変遷にともなって
打ち出していく戦略や施策が変わっていく
流れも面白い。

中でも特に興味深いのは
「顧客志向が異常に強く、それで成功もしている」
という点だ。

・約束は少なめに、実行はたっぷりと
・開発プロセスの早い段階で顧客を巻き込んでおくこと
・顧客が「特別扱いをしてもらっている」関係を作り出すことに成功

事業戦略の変遷も面白いが、
ポイントとしては下記のようにコメントしている。

・成功を確保するには何をやる必要があるのかを確認する際に役に立つ
・少数の共通目標に向けて社員を結集させ、その目標を
 達成しようというやる気を出させるもの
・顧客の目指す目標やサプライヤーの目標を取り込み、
 それをひとつの統一された視点に集約するもの

マイケル・デル自身も学習を怠らない。

「まずこんな質問から始まる。
・デルでの仕事をもっと簡単にするにはどうすればいいか。
・もっと成功するには、もっと有意義な仕事をするにはどうすればいいか。
・顧客は何を好み、何を嫌っているのか。
・顧客のニーズは何か。
・顧客が私たちに望んでいる改善点は何か。どうすれば改善できるのか。
・顧客がもっとビジネスを効率的に行うために何ができるか。」

しかしこの本の中で最もパンチを食らったのは
「ライバルを気にせず、顧客に集中する」というメッセージだ。

顧客を見落とさず、何が一番顧客にとって大きな価値をもたらすのかを考えよと。
見るポイントは上に書いているとおりだが、
ライバルだけをみていてもしょうがない。
ライバルを無視するわけではなく、戦うことは
もちろん大切だが勝ち負けは顧客が決めるということだ。

ちなみに毎年デルでは『ビジョナリー・カンパニー』
を参考にして「大胆不敵な目標」を定めているという
こと。おそらくこのデルの本で書籍の名前が出ている
のは唯一ではないだろうか。それだけ大きな影響が
あったと思われる。



syttjp at 09:15|PermalinkComments(2)TrackBack(0)経営