人事

2005年11月20日

「ジャック・ウェルチ  リーダーシップ 4つの条件」


ジャック・ウェルチ リーダーシップ4つの条件」

を読む。


ウェルチの4Eと呼ばれるリーダーの必須要素を、
外部から見てまとめたものだ。

Energy
Energize
Edge
Execute
これら4点である。

リーダーシップのチェックリストもあるので、
マネージャーやリーダーのみなさんにも使えるはず。

私も使ってみて、弱点などを指摘されたようで
なかなかよかった。

あと結構面白かったのが
モトローラがはじめた「シックス・シグマ」を
はじめはウェルチは否定していた、という事実(p69)。

副会長が品質向上に役に立つと説得し、
かつ現場から品質劣化が進言されていたことから
チャレンジを決めたとのこと。

また、成長のために企業買収を活用していたことも注目。

買収以外の事業の成長率は、平均で年10%と著しく低い。

しかし1200件という膨大な数の買収を繰り返し、
250億ドルから1300億ドルの年商企業へ成長させたのだ。

買収の時のポイントは
・利益が増大しているか
・自分たちで経営できるか
・企業文化の相性はよいか
・その事業を成長させられるか
とのこと。

なるほど。参考にします。


リーダーシップ論に戻るが、一番共感できたのは

「ほかの人を育てるという精神がなければ、リーダーになる資格はない。」

ということ。

本当にそのとおり。

管理職になると、管理屋さんになろうとして
メンバーの育成をすることを忘れてしまいがちだ。

管理よりも、育成。

どう育成するかが大事だ。


世界で比べられるような、人材育成の仕組みを作り上げます。







syttjp at 16:52|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2005年11月13日

働きたい会社


「これが働きたい会社だ 社員が教える企業ミシュラン」
を読む。

トヨタに始まり、三菱商事やIBMやリクルートの人事制度について
現場の声とともに書かれている。

どの会社への評価も、生々しい現場社員の声を
盛り込んでいるようで厳しい表現も多い。

生々しい声が多くその声がどこまで大勢を
しめているのかはわからないが、社員の視点からの
人事制度への考えは参考になる。

・IBMは教育が魅力的といわれることが多い

・IBMではトップ10%を必ず選ぶ

・リクルートのMGR研修は金土日の研修を三ヶ月続ける

・リクルートでは3年ごとに1ヶ月休みがもらえる(STEP休暇)

などなど。

いろんな切り口があるなと改めて実感。


大切なのはメンバーにとって

成長の原動力になり、

それが会社の成長とつながること。


その成長を促進させること。


私たちにも
・事業プランコンテスト
・社内異動公募制度
・著名クリエイターによる勉強会
・2年ごとのリフレッシュ休暇
などなどあるが、

せっかくこんなに若いメンバーだけの会社にいるのだから

もっともっと画期的な人事制度があっていい。


大企業にいたら
「こういう制度があればいいのに」とか
「こういう制度があると意気消沈するよなー」とかの

対極のもの。


考えてます。


でも、もっと考えます。



syttjp at 01:20|PermalinkComments(1)TrackBack(0)